どうすれば成績があがるのかがわかりにくいイメージのある「国語」。お子さんの「国語力」が伸びないと悩んでいる親御さんも多いのではないでしょうか? 本記事では、小倉優子さんへの受験サポートで注目を集め、近著『「思考」が整う東大ノート。』も話題の西岡壱誠さんに「国語の成績があがる方法」を聞いてみました。
国語の成績はどうすればあがる?
西岡 国語は「漢字」をしっかりやることが必要だと思います。
よく「読書が大事だ」と言います。もちろん、本を読むことはとても大切です。
しかし今の子にとって、それは結構ハードルが高いことなのではないでしょうか。
その前に、しっかり「漢字」の勉強をしたらいいと思います。
人間って「学んだことが生かせた瞬間」にすごく喜びを感じる生き物だと思いますが、まず漢字をしっかり勉強して、その後に読書をしてみると、勉強して覚えた漢字がたくさん出てくるわけです。
これって学んだ成果がわかりやすく出た体験だと思います。
この瞬間に本を読む面白さとか、勉強の楽しさに目覚める子って結構いるのではないでしょうか。
本を読めばいろんなことを学べますから、その分学んだ知識を生かす場面も多くなるでしょう。
こうなってくると、とてもいいサイクルがまわり始めた感じがしますよね。
逆に、中途半端な漢字力や語彙力のまま、難しめの本を読んで挫折してしまうと、本嫌いになってしまう可能性があるかもしれません。
そうさせないためにも、「まずは漢字」なのではないでしょうか。