【ワシントン】米金融大手JPモルガン・チェースのジェイミー・ダイモン氏をはじめとする大手銀の最高経営責任者(CEO)らは、米銀の資本規制強化案を巡り米連邦準備制度理事会(FRB)に強硬姿勢を取ってきたが、こうした戦術が実を結びつつある。  事情に詳しい複数の関係者によると、FRBと米連邦預金保険公社(DFIC)、米通貨監督庁(OCC)は大手銀について資本増強を義務付け、約20%の増額を求める内容の提案を行っていたが、大幅に修正する方向に向かっているという。