表現力写真はイメージです Photo:PIXTA

人を批判したり評価したりするとき、不用意にマイナスの印象を与える表現を使ってしまうと、相手に嫌な思いをさせてしまうかもしれません。物事には必ずプラスとマイナスの面があるので、プラスの表現をして、よい関係を築いていきましょう。※本稿は、『解きながら身につける 大人の表現力』(くもん出版)の一部を抜粋・編集したものです。

「しつこく」「平凡だ」……印象をよくするには?

●次の下線部をどのように言い換えたらよい印象を与える表現になるでしょうか。以下の候補から選び、下線部に合うように言い換えてみましょう。

頭の回転が速い/粘り強い/几帳面(きちょうめん)/思慮深い/堅実/柔軟

(1)彼は優柔不断だから、結論を出すのに時間はかかるが、決断は正しい。

(2)部長はせっかちなので、聞かれたことにすぐ答えられるようにしておきたい。

(3)大損しないが、大きな儲(もう)けもないという彼の手腕は平凡だと言える。

(4)何度も通い、しつこく担当者を口説(くど)いて、とうとう契約を取り付けた。

(5)社長は考え方が適当なので、よい提案はすぐに採り入れてくれる。

【ベテラン編集者まるこさんのアドバイス】

(1)「優柔不断」は、裏を返せば深く考えるということ。他にも「慎重」などとも言い換えられます。

(2)「せっかち」は、せわしなく先を急ぐ様子ですが、その分、頭の回転が速く、即断即決できることが多いようです。

(3)「堅実」以外にも、「手堅い」「バランス感覚がよい」などとも言い換えられます。

(4)「粘り強い」以外にも、「熱意がある」などとも言い換えられます。

(5)「適当」ということは、そのときの状況にうまく合わせられるということ。「臨機応変」などとも言い換えられます。