パレスチナ・ガザ地区の病院から出られずにいた米国の医師と看護師のほとんどが同地区を脱出した。しかし一部は負傷したパレスチナ人の治療に当たるため現地に残った。同地区では、イスラエルの軍事作戦で援助関係者と人道支援物資の定期的な流入が妨害されている。米国人17人を含む約20人の外国人援助関係者のグループが17日、ガザ地区から脱出した。脱出者の一部が明らかにした。脱出した医師らは1日にガザ地区に到着した二つのグループのメンバーの一部で、約2週間の活動を予定していた。しかし7日にイスラエルがエジプトとの境界にあるラファ検問所のガザ側を掌握、医師らは同地区に閉じ込められた。ラファ検問所は同地区の主な出入り口の一つだったが、同検問所を通じた民間人の出域や支援物資の搬入はできなくなった。
ガザで医療不足が深刻化 脱出の米医師が抱く葛藤
現地に残った医師は新たな物資を受け取れず
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