米マイクロソフトにとってパソコンが収益の柱だったのははるか昔だ。だが時価総額が世界首位の同社はいまや、頼れるものならどんなものにでも頼らざるを得なくなっている。ソフトウエア大手のマイクロソフトが今週開催した開発者向け年次イベント「ビルド」は、ハードウエアに焦点を当てた内容だった。紹介された製品の大半は、生成人工知能(AI)機能を搭載した最新のラップトップ端末とタブレット端末「サーフェス」だった。米半導体大手クアルコムのプロセッサー「スナップドラゴン」を採用し、基本ソフト(OS)「ウィンドウズ」を同プロッセサー向けに最適化することで、強力なAIコンピューティング機能を持たせつつ、スマートフォン並みのバッテリー駆動時間を実現した。
マイクロソフトのAI、普及のカギはハードウエア
巨額のAI開発費や収益化までの所用時間を投資家は懸念
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