『ありのままの自分で、内定につながる 脇役さんの就活攻略書』は、特別な経歴や夢がなかった“普通の就活生”である著者が、1000冊以上の本を読み込み、自分に合った就活メソッドを築き上げ、食品大手を含む22社から内定を獲得した実体験をもとにした、どんな学生でも内定に近づく一冊です。「自己PRで話せることがない」「インターンに参加していない」といった就活に不安を抱く学生と、そっと背中を押したい保護者に読んでほしい就活戦略が満載です。今回は、内定が一つも出なかったらどうなるのかについて著者である「就活マン」こと藤井氏が特別に書き下ろした記事をお届けします。

内定が一つも出なかったらどうなるのか?Photo: Adobe Stock

就職できないまま卒業するとどうなる?

まず現実として、内定が出ないまま卒業する人は一定数います。就活の場ではあまり語られませんが、決して珍しい話ではありません。

就職の意思はあるけれど就職できなかったという場合に覚えておいて欲しいのは、「未就職=終わり」ではないということです。問題になるのは、新卒採用で得た肩書きそのものよりも、卒業後の時間をどう使うかです。

入りたい会社が見つかった時に、入れるように、目的を持って動いてみてください。

何も決めないまま時間だけが過ぎてしまうと、人事に説明しづらい空白の期間になってしまいます。一方で、資格取得やスキル習得、就職活動のやり直しなどの目的があれば、その期間は十分に説明可能です。

未就職で卒業すること自体より、その後の過ごし方のほうがはるかに重要です。

就活を仕切り直して、数ヶ月~1年遅れで就職する

卒業までに内定がでなかった場合で、最も多いのがこのパターンです。既卒や第二新卒として就活をやり直し、数ヶ月から1年ほど遅れて就職します

この場合、新卒時より評価が下がるとは限りません。「なぜ内定が出なかったのか」「そこから何を改善したのか」を語れる人は、評価されやすくなります。

就活の失敗をそのままにせず、原因を分析し、行動を変えた経験は、社会人としての再現性があるからです。新卒就活よりも、企業側の見る目が現実的になる分、新卒就活での苦い経験が評価されるケースも増えます。

就職以外の選択を取る

アルバイト、契約社員、フリーランス、進学など、就職以外の道を選ぶ人もいます。こうした進路を候補に入れているときに意識してほしいことがあります。

それは、「その選択に意図があるかどうか」です。「ひとまず稼ぎたいからアルバイト」「とりあえず進学しよう」などと「何となく」で選んでしまうと、今後就職したくなったときに選択肢が狭まってしまう可能性もあります。

一方で、「この経験を次に目指している仕事につなげる」などと明確に位置づけて動けていれば、就活も取り組みやすくなります。新卒就活を逃したからといって、取り返しがつかなくなるわけではありません。

そもそも、内定が1つも出なかったとしても、それで人生が決まるわけではありません。大切なのは、その後にどの選択肢を取り、どう意味づけて動くかを、自分の言葉で説明できるかどうかです。

(本記事は『ありのままの自分で、内定につながる 脇役さんの就活攻略書』に関連する書き下ろしです