一流のリーダーが「異業種交流会」に行かない理由、“非公式”な人脈こそ価値がある写真はイメージです Photo:PIXTA

経営者会や勉強会といったさまざまな「異業種交流会」が開催されている。参加したことがある人もいるかもしれない。しかし、一流のビジネスリーダーは、そうした交流会には参加しない。なぜか。(アレース・ファミリーオフィス代表取締役 江幡吉昭)

富裕層は「異業種交流会に行かない」
その真意とは?

 前回の記事で、富裕層が「しないこと」を取り上げました。

「人の悪口を言わない」「後悔しない」「焦らない」「自分と時間を粗末にしない」という4つを主に取り上げましたが、“それ以外”の共通点として、「浅く広くの人付き合いをしない(異業種交流会みたいなものには行かない)」ことに言及しました。

 ということで今回は、こうした「富裕層の人付き合い」に焦点を当ててみましょう。特に前回、「富裕層は行かない」と述べた“異業種交流会”についてお話したいと思います。

 新規事業を起こしたい、ビジネスを拡大したいと思う人の中には、人脈をつくるための機会として異業種交流会に参加する人もいるでしょう。多種多様な業界の人々が集まり、情報交換を図るこれらの会は、多くのメリットがあるように見えます。

 しかし実際のところ、富裕層、特に一流の経営者などのビジネスリーダーたちは、このような交流会を避けることがほとんどです。