
江幡吉昭
親が作った資産を孫が食い潰す…3代目で崩壊する富裕層の“決定的な特徴”とは?
富裕層を顧客とする業界で、よく言われていることがあります。それは、「資産家は3代目で崩れる」ケースが多いということ。なぜ3代目が鬼門となるのでしょうか。

資産を子どもや孫など次の世代にどう残していくのか。特に、資産額の大きな富裕層にとっては重要な問題だ。やり方を間違えると、子どもたちの間でトラブルになったり、資産の額を減らしてしまったりするかもしれない。長年、富裕層の資産管理をサポートしてきた筆者が、老後の資産管理や相続の準備において「絶対やってはいけない」ことをお伝えする。

富裕層を顧客とする業界で、よく言われていることがあります。それは、「資産家は3代目で崩れる」ケースが多いということ。なぜ3代目が鬼門となるのでしょうか。また、資産を代々守ることができている富裕層にある共通点とは。

多額の資産を持つ富裕層は、その資産を守り、発展させていくために、さまざまな営業マンや専門家と付き合います。そのような人たちに自分のために動いてもらうことが肝心なのです。“本物の富裕層”はこうした周りの人たちを動かす技術が優れています。

近年価格が上昇し続けている都心部のタワーマンション。富裕層にとっても、魅力的な投資先の一つだった。しかし今、状況が変わりつつある。価格高騰が続く中で、一部の富裕層は次の投資先を探し始めているのだ。

4月7日、日経平均株価は一時、3万1000円台を割り込む急落となった。きっかけとなったのは、トランプ政権が打ち出した関税政策だ。私たちは何に注目して情勢を見ていけばいいのか、また敏感な富裕層はどう動いているのか。富裕層の資産運用・管理に詳しい筆者が解説する。

ロシアウクライナ戦争や米中対立など、世界情勢が不安定になる中、資金力のある富裕層においては、いざというときのために住む場所の選択肢を増やしておこうという人が増えてきている。筆者は、富裕層だけでなく、ゆくゆくは幅広い層においても、こうした移住トレンドが活発化していくと考える。

相続では予期せぬトラブルが起こることが少なくありません。トラブルが起こると、想定外の費用が発生します。時に、千万円、億円単位の出費につながることもあるのです。

2024年は新NISA旋風がすさまじい1年だった。これをきっかけに投資を始めてみた人も多かったのではないだろうか。中でも、投資対象として人気だったのがオルカン。“猫もしゃくしもオルカン”という状況だった。しかし、投資で成果を出したいなら、一歩先の視点も必要だ。オルカンの次にチェックしておきたい投資先とは何か、考えてみよう。

資産を子どもや孫など次の世代にどう残していくのか。特に、資産額の大きな富裕層にとっては重要な問題だ。やり方を間違えると、子どもたちの間でトラブルになったり、資産の額を減らしてしまったりするかもしれない。長年、富裕層の資産管理をサポートしてきた筆者が、老後の資産管理や相続の準備において「絶対やってはいけない」ことをお伝えする。

年が明けると2025年を迎え、2020年代も折り返し地点。20年代前半はコロナ禍の影響がありながらも、多くの富裕層が株価や不動産価格の上昇といった恩恵を受けました。一方で、不安定な国際情勢などを背景に、経済の先行きは不透明さが増しています。情報感度の高い富裕層は、今どんなことに注目しているのでしょうか。前編に続く今回は、20年代後半の「変化のキーワード」について解説します。

「億単位の資産を失った人」と「高級車を爆買いした人」…2020年代前半に富裕層の明暗を分けた1つの違い
2024年も終わりが近づいてきました。新型コロナウイルス感染拡大に始まった2020年代も折り返し地点。激動の5年間で、富裕層の資産を取り巻く環境はどのように変化したのでしょうか。また、2020年後半の「変化のキーワード」とは。富裕層の資産管理・運用に詳しい専門家が解説します。

「投資の素人が集まると、そのテーマは終わる」――。こんな鉄則があると、前回の記事でお伝えしました。新NISAのスタートもあり、今年多くの人が注目した「オルカン」「米国株」はまさにこの状況です。では、資産防衛や運用に関心の高い富裕層は、「次のオルカン」として何に注目しているのでしょうか。

三菱UFJアセットマネジメントのインデックスファンド、「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」の純資産が、過去最高を記録したと報じられた。個人投資家を中心に今もなお、注目度が高い米国株。しかし筆者は、そんな米国株に「終わりの始まり」が近づいているのではないかと考えている。その理由とは。

10月15日、衆院選が公示された。世の中の流れをうまく見極めて財を成してきた富裕層たちは、今後の日本の行方をどう見ているのか。富裕層の資産運用・管理に詳しい筆者は、これから富裕層の「海外シフト」が進む可能性があると指摘する。その理由とは。

日銀の利上げに伴い、変動型の住宅ローン金利を見直す銀行が出てきている。こうした中、高騰が続いてきた東京の不動産価格が下がるのではないかという見方が強まっている。人口減少に金利上昇……不動産価格が下落する要素はそろったかのようにみえる。しかし、「そんなに簡単には下がらない」と筆者は考える。その理由とは。

富裕層――資産を多く持つ彼らは“憧れ”を抱かれることも多い存在だ。しかし、資産があるからといって「いいことばかり」ではない。富裕層ならではの問題が多数存在する。“資産があるからこそ”の悩みとは何か。長年、富裕層の資産管理に携わってきた筆者が解説する。

資産を子どもや孫など次の世代にどう残していくのか。特に、資産額の大きな富裕層にとっては重要な問題だ。やり方を間違えると、子どもたちの間でトラブルになったり、資産の額を減らしてしまったりするかもしれない。長年、富裕層の資産管理をサポートしてきた筆者が、老後の資産管理や相続の準備において「絶対やってはいけない」ことをお伝えする。

大暴落を恐れるな!今こそ長期積立のチャンスといえる納得の理由
8月5日、日経平均株価が急落し、先週末の終値から4451円下げて3万1458円で取引を終えた。翌6日は急反発するなど、株価は荒れ模様だ。株価の暴落に直面して怖くなった人もいるかもしれない。しかし、ベテランの投資家ほど、こうした暴落時はチャンスと見る。過去の株価急落の局面を振り返り、今やっておくべきことを確かめよう。

「老後2000万円問題」が話題になってから約5年。さまざまなメディアで取り上げられたこのワードも今日ではあまり耳にしなくなった。しかし、状況はさらに深刻になってきているといえるかもしれない。金額だけでいえば、「2000万円では足りない」というのが筆者の見解だ。
