「ダイエットにはガマンが必要」「痩せてもどうせリバウンドする」…。そんな世間の常識を覆した話題のダイエット本の「実践篇」が満を持して登場! 新刊『3か月で自然に痩せていく仕組み 実践BOOK』(野上浩一郎著)では前著の理論に基づき、おすすめの朝・昼・晩の家メシレシピや外食メニューを紹介。すぐにダイエットに取り組みたくなる仕掛けも満載です! この連載では本書より抜粋して、3か月で自然に痩せて二度と太らない体になる「3勤1休ダイエット」のコツを紹介します。
シメにラーメンを食べたくなるのは、理由がある!
お酒を飲んだ後にラーメンを食べたくなる理由は主に2つあります。
① 肝臓機能の影響
肝臓は通常、体に必要な栄養の合成・貯蔵を行っています。しかし、お酒を飲むと、肝臓はアルコール代謝(解毒)を優先させるため、通常業務が後回しになります。その結果、脳はエネルギー不足に陥り「もっと食事を!」と要求します。
② 塩分不足
アルコール、特にビールは利尿作用が強く、飲んだ以上の水分が尿として排出されます。そのとき、水分と一緒にナトリウム(塩分)も失われるため、体が水分と塩分を欲するのです。
以上を踏まえて、それぞれの原因を回避する方法を紹介します。
【①の抜け道】アルコールの分解を助けてくれるものを飲んでいる最中に摂りましょう。たんぱく質(魚介類、枝豆、豆腐など)やビタミンB1(豚肉、いわしなど)がおすすめ。
【②の抜け道】塩分を補充するだけなら、本来、麺は不要です。麺の代わりに低カロリー・低糖質なもやしを入れて「ラーメン風もやしスープ」を食べてみて。意外と満足できるはず。
*本記事は、「3か月で自然に痩せていく仕組み 実践BOOK」から抜粋・編集して構成しています。
著者:野上浩一郎(治療家・ダイエットコーチ) 記事監修:西井義典(医師)
治療家・ダイエットコーチ・バランス整骨院 中原院長
大学卒業後、IT系企業に就職するも「もっと人と関わる仕事をしたい」と転職。その後、修行時代を経て2015年に神奈川県で整骨院を開業。開業して「痛みと同じくらい肥満に悩む人が多い」と気づき、ダイエット指導を開始。コロナ禍では、コーチングをベースにした90日間のオンライン・ダイエットプログラムを提供し、その参加者のダイエット成功実績は90%を超える。のべ3万人の施術経験と、700人のダイエット指導実績あり。
医師・西井医院院長
2000年、三重大学医学部卒業。三重中央医療センター、松阪厚生病院などを経て、三重県松阪市の医療法人である実家の西井医院を継ぐ。専門は呼吸内科だが、開業後は「地域のかかりつけ医」として検診から高血圧・高脂血症・糖尿病・痛風といった慢性疾患などまで、幅広く診察している。