「ダイエットにはガマンが必要」「痩せてもどうせリバウンドする」…。そんな世間の常識を覆した話題のダイエット本の「実践篇」が満を持して登場!新刊『3か月で自然に痩せていく仕組み 実践BOOK』(野上浩一郎著)では前著の理論に基づき、おすすめの朝・昼・晩の家メシレシピや外食メニューを紹介。すぐにダイエットに取り組みたくなる仕掛けも満載です!この連載では本書より抜粋して、3か月で自然に痩せて二度と太らない体になる「3勤1休ダイエット」のコツを紹介します。

ダイエットで結果を出すには「3か月間」がちょうどいい理由Photo: Adobe Stock

ダイエットは「3日坊主」を繰り返せば、自然に痩せる

「ダイエットはガマンしないといけない」
「甘いものや、こってりしたものを食べてはいけない」
「誘惑に負けない、強い意志がないといけない」

 これ、全部ウソです。少なくとも、私が本書で提案する「3勤1休ダイエット」には、どれも当てはまりません。「~してはいけない」なんて、自分を追い込まなくていいんですよ。

 ガマンはいりません!
 甘いもの、こってりしたもの、食べちゃいましょう!
 強い意志? いりません!

 なぜなら、「3勤1休ダイエット」は、意志力不要で、自分を甘やかしながら、いつの間にかダイエットできてしまう仕組みが構築されているから。具体的には「3日ダイエットをしたら1日休む」。これを繰り返していきます。つまり、3日坊主を繰り返していれば、自然に痩せられるということです。

3日で見た目が変わり、3か月で一生太らない体が手に入る

「3勤1休」は3か月間行います。長いと感じるでしょうか? しかし、3か月行うのには理由があります。

 世の中のダイエットに溢れている短期集中型は、たしかに結果が出やすいです。1週間程度ならハードな内容でもガマンできるからです。

 しかし、ダイエット期間が終わると、ガマンしていた反動でリバウンドしやすくなるのが難点。

 また、家族の誕生日や食事会など、好きなものを食べたい日を、あえて避けて実行できるのもよくありません。そういうイベントをどう乗り切るか、対処法を知らないままでは、いずれリバウンドしてしまうからです。

 だから、3か月がいいのです。

 過剰だった糖質を控え、腸に良いものを摂って便秘やむくみが解消すると、3日目ぐらいから「見た目」の違いは表れます。その後も、体がダイエット中であることに気づかないくらい無理なく痩せられます。

 また、3か月あれば必ずいくつもの壁にぶち当たります。停滞期があったり、食べざるを得ないイベントが発生したり、どうしても食欲を抑えられないときがあったり。そんな様々な困難に寄り添い、解決策を提示しながら並走していくので、その先、同じような事態に陥ったとしても、乗り越え方が分かるのです。

 さあ、スリムでハッピーな3か月後にむかって、一緒に進んでいきましょう。

*本記事は、「3か月で自然に痩せていく仕組み 実践BOOK」から抜粋・編集して構成しています。
 著者:野上浩一郎(治療家・ダイエットコーチ) 記事監修:西井義典(医師)

著者/野上浩一郎
治療家・ダイエットコーチ・バランス整骨院 中原院長
大学卒業後、IT系企業に就職するも「もっと人と関わる仕事をしたい」と転職。その後、修行時代を経て2015年に神奈川県で整骨院を開業。開業して「痛みと同じくらい肥満に悩む人が多い」と気づき、ダイエット指導を開始。コロナ禍では、コーチングをベースにした90日間のオンライン・ダイエットプログラムを提供し、その参加者のダイエット成功実績は90%を超える。のべ3万人の施術経験と、700人のダイエット指導実績あり。
監修/西井義典

医師・西井医院院長

2000年、三重大学医学部卒業。三重中央医療センター、松阪厚生病院などを経て、三重県松阪市の医療法人である実家の西井医院を継ぐ。専門は呼吸内科だが、開業後は「地域のかかりつけ医」として検診から高血圧・高脂血症・糖尿病・痛風といった慢性疾患などまで、幅広く診察している。