米国ではスタートアップ企業が規制上の免除措置を利用して、野心的な製品をソーシャルメディアで大々的に宣伝し、個人投資家から巨額の資金を集めている。
スタートアップによるクラウドファンディング型の資金調達市場は拡大しており、代表例となるのが、全く異なる分野の2社だ。アプテラ・モーターズ(Aptera Motors)は三輪ソーラー電気自動車(EV)の開発、ボクサブル(Boxabl)は折り畳み式のタイニーハウス(極小住宅)の生産を手掛ける。
アプテラとボクサブルには数万人の小口投資家から1億7000万ドル(約270億円)の資金が流れ込んだが、両社はほとんど実績を上げていない。