それはあらゆる時代の中で最良のときでもあり、最悪ではないにせよ、かなり悪いときでもあった――。米国の株式市場では、S&P500種指数がエヌビディア一社の主導で最高値の更新を続ける一方、重要度の低い銘柄は値下がりし、それぞれの最高値を大幅に下回る水準にとどまるという「二分化」が起きている。

 小型株で構成するラッセル2000指数は現在、2021年11月に付けた最高値を17%下回っており、今年に入ってからは全く伸びていない。