米ミシガン州グロースポワントウッズに住む元銀行員のボブ・マクガバンさん(66)は、保有するキャッシュを他の運用先に急いで移す気はない。  マクガバンさん夫婦は、退職資産以外の資産の約60%を、利回りが5%程度の米財務省短期証券(TB)やマネー・マーケット・ファンド(MMF)で保有している。より温暖な地域に別荘を購入する予定で、米連邦準備制度理事会(FRB)が政策金利を4%以下に引き下げるまでは、そうした運用を続けるつもりだ。  「それまではキャッシュで運用するつもりだ。私は安全を好む」とマクガバンさんは話す。