米国人は飲み過ぎ? 飲酒量めぐり論争Photo:Jeff Greenberg/gettyimages

 米首都ワシントンで、飲酒をめぐり論争が巻き起こっている。

 飲酒については米国ではほぼ30年間、食生活に関する連邦政府のガイドラインで男性は1日2杯以下、女性は1杯までが安全との見解が示されてきた。これが来年は変更になる可能性がある。農務省(USDA)と厚生省(HHS)がガイドラインの一環として飲酒に関する指針を更新するためだ。

 アルコール摂取に関する指針は今回初めて、食生活全般のガイドラインとは別に検討が進んでいる。このためつばぜり合いが起きている。指針策定作業に関する情報公開や、最終的な勧告に反映される意見などをめぐり、政府機関やアルコール飲料業界などの間で攻防が続いている。