――投資家向けコラム「ハード・オン・ザ・ストリート」
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米国でノンアルコールビールの販売が急増している。背景にあるのは品質と味の向上、そして飲酒文化に関する世代的な変化だ。ビール会社にとっては新たな成長源として歓迎すべき現象であると同時に、重点投資分野でもある。
ビール売り場で買い物客が目にするノンアル商品の種類は増えており、中にはクラフトビールメーカーのものもあるが、 ハイネケン、バドワイザー、コロナ、さらにはギネスなど、業界の代表的ブランドのノンアル版も多い。ノンアルのワインやスピリッツ(蒸留酒)の人気も高まりつつあるが、売上高ではノンアルビールに遠く及ばない。