さて、これは米国にとってつらいことだった。6月27日の大統領選候補者討論会でジョー・バイデン大統領がたどたどしく、言葉に詰まりながら話す姿は、彼があと4年の任期に堪えないことをあまりにも明確に示した。民主党は自党のためというよりも、米国のために、大統領候補を別の人物に代える必要があるかどうかを真剣に考えなければならない。これは党派的な考えではなく、愛国的な考えだ。全米の民主党員は27日夜、陰では同じことを語っていた。包み隠さずテレビで語る人もいた。バイデン氏は明瞭に話せず、弱々しい声で話し、時には理路整然と文を完結させられなかったため、最初の10分間で討論に敗れた。ドナルド・トランプ氏が話しているときのバイデン氏のうつろな目つきは、発言するために何週間もかけて準備してきた内容を必死で思いだそうとしているのに、もはやそうするだけの記憶力を持ち合わせていない人物であることを示唆していた。
【社説】バイデン氏の問題、民主党は避けて通れず
あと4年は無理であることが討論会で明らかに
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