【1分読み切り】幸せになりたいと思っていませんか? ただ漠然とそう思っていても、実は幸せは感じられないのです。
誰しも悩みや不安は尽きない。寝る前にイヤなことを思い出して、眠れなくなるなんてことも……。そんなときの助けになるのが、『精神科医Tomyが教える 30代を悩まず生きる言葉』(ダイヤモンド社)だ。ゲイのカミングアウト、パートナーとの死別、うつ病の発症……苦しんだ末にたどり着いた、自分らしさに裏づけられた説得力ある言葉。心が落ち込んだとき、そっと優しい言葉を授けてくれる“言葉の精神安定剤”で、気分はスッキリ、今日一日がラクになる!
幸せになる方法
今日は「幸せになる方法」についてお話しします。
その大前提となることは、「自分にとっての幸せを知ること」。「幸せになりたい」と思う人はたくさんいますが、その自分にとっての幸せの内容は、人それぞれ違うはずです。
自分にとって何が幸せかわからないまま、漠然と「幸せになりたい」と思っても、それは雲をつかむような話なのです。
自分にとっての幸せとは?
物事があまりにも不明瞭で、はっきりしていないものをつかむことはできません。何をどうすればいいかも、わからないからです。
漠然と幸せになりたいと思っているだけでは、ある意味、不幸な状態とさえいえるでしょう。
ですから、最初に取り組むべきことは、自分にとって何が幸せかをしっかりと理解することなのです。
毎日が幸せになる
そうすれば、自分にとっての幸せを見落とさずにつかめますし、まだ手に入れていないものがあれば、どう行動すればいいかも見えてきます。
自分にとって幸せを知ることさえできれば、それだけで幸せはもう手に入れたも同然なのです。
たとえば、日ごろの何気ない日常がそもそも自分にとっては幸せだということを認識すれば、毎日が幸せだと気づけるでしょう。もし、そのことを認識していなければ、ただ何となく毎日を過ごすだけになってしまいます。
受け身ではなく
能動的に見出す
こうした幸せについて考えるとき、誤解しがちなのは、突然何もしていない状況で、「幸せだな」と感じるものが、あたかも天から降りてくるみたいに漠然と思っていること。
自分にとっての幸せというのは、そうした受け身でいることではなく、積極的に自分で見出し、実感するものなのです。見出さなければ、実感できません。
もちろん、幸せの形は人それぞれですが、「これが自分にとっての幸せだ」と認識しなければ、幸せになることもできないということを知っていただきたいと思います。