25年以上多くの読者に選ばれ続けてきた大学案内『大学図鑑!』が今年もパワーアップして発売された。現役生・OB・OGら5000人超のナマの声によってつくられた本書は他の大学選びのひとつの手段として選ばれている。本記事では最新版である『大学図鑑!2025』の出版を記念して、内容の一部を抜粋し再編集してお届けする。(本記事は2023年12月時点に執筆した『大学図鑑!2025』をもとにしています)
関西を代表する私立大学がいくつかあるが、その中でも代表的なのが、関関同立の4校だろう。それぞれ京都・兵庫・大阪を代表する人気の学校だ。今回はそんな各校が誇る、学生に人気がある独自のユニークな制度を紹介する。
新入生を手厚くサポート! 立命館大学の先輩集団エンター団・オリター団
立命館大学では、エンター団・オリター団と呼ばれる上級生が1回生の基礎演習に入り、大学生活のサポートを行う。この制度のおかげか「コミュニティ形成やコミュニケーション能力は高いと思う」と自信を持つ学生が増えた。入学式前の3月末に活動が始まり、「プレオリ」という学部ごとの新歓イベントが催される。内容は校内ウォークラリーやゲーム会など。2年次以降も関係が続き、オリターで知り合った後輩が先輩に就活相談をする、なんて光景も。
「講義時間が短くなってラッキー」な関西学院大学の宗教週間
関西学院大学西宮上ヶ原キャンパスでは、1限と2限の間が30分間のチャペルアワーになっており、学部ごとのチャペルで週に2~3回礼拝が行われる。出席するとキリスト教学の単位に加点される。また、春と秋に「宗教週間」がある。キリスト教徒ではない学生は「講義時間が10~15分ほど短くなってラッキー」という認識。