写真:本間寛(『決断―カンボジア72時間―』より)
オリックス時代に輝かしい戦績を残し、2026年にはWBC日本代表に選出されたメジャーリーガーの吉田正尚選手。彼は、少年時代から野球に関しては非凡な才能を発揮していた。吉田が少年時代に所属していた「鯖江ボーイズ」の監督が彼の強さの理由を明かす。※本稿は、メジャーリーガーの吉田正尚、ノンフィクションライターの長谷川晶一『決断―カンボジア72時間―』(主婦の友社)の一部を抜粋・編集したものです。
「鯖江ボーイズ」に入団した
小6の吉田を見た監督の感想
中学生時代の吉田正尚のすごさの理由、その1つは「強靱(きょうじん)な体幹」という、フィジカル面にあった。
鯖江ボーイズ佐々木昭弘監督が解説する。
「まずは、小学生にない足腰の強さ、体幹の強さがありました。だから、人並外れた力強いスイングが可能になっていました。とにかく軸がぶれない。きれいなレベルスイングで、大人になった今と何ら変わらないスイング、今のバッティングと同じスタイルでした。中学生の段階ですでに完成されていたんです」
さらに、「考え抜かれたバッティングフォーム」も、その一因だという。
「守備に関してはまだ小学生レベルでした。でも、バッティングに関しては中学生らしからぬ考え方を持っていました。吉田自身は、自分なりにいろいろ考えて、自分のバッティングを作り上げていました」
そして佐々木監督は、吉田の「変わらない打撃フォーム」について言及する。
「その後、多少の修正をしているのかもしれないけど、僕らからすれば高校のときも、大学のときも、中学生の頃と何ら変わりのない構えなんです。極端に言えば、アメリカでも変わっていません。







