25年以上多くの読者に選ばれ続けてきた大学案内『大学図鑑!』が今年もパワーアップして発売された。現役生・OB・OGら5000人超のナマの声によってつくられた本書は他の大学選びのひとつの手段として選ばれている。本記事では最新版である『大学図鑑!2025』の出版を記念して、内容の一部を抜粋し再編集してお届けする。(本記事は2023年12月時点に執筆した『大学図鑑!2025』をもとにしています)
女子大は生き残りをかけて奮闘している
かつては全国に国公私立合わせて100校ほどの女子大があった。第2次ベビーブーム世代の在学時期に重なる1995年前後には、短大と共に在学者数のピークを迎えた。だがその後、女子受験生の共学志向を受け、女子大のままでは生き残れないからと共学化が相次いだ結果、約2割の女子大が姿を消した。
全盛期に比べると、人気も偏差値も下がり気味で、元気がないと言われて久しい女子大。しかし、最近では下落傾向も落ちつき、逆に女子大ならではの利点を強調し、生き残る道を模索する動きが目立つ。