ジョー・バイデン米大統領は11日、1時間近くにわたり記者会見を行い、自らの言葉でさまざまな質問に回答した。わずかなミスはみられたものの、2週間前の討論会とは完全に別人のようだった。  だが会見に向けて登壇した時点で、状況はすでに手遅れだった可能性がある。  バイデン氏は11日の会見では再び大きなミスをする可能性があるとして高い注目を集めていたものの、同氏に懸念を抱く人たちが満足できるような場面はなかった。一方で選挙戦からの撤退を求める民主党内の声は高まっており、会見の様子はこれを静めることにつながらなかったともみられている。