低金利は株式に好影響を及ぼすが、株式市場にも好影響を及ぼすのだろうか。
謎めいた違いのように聞こえるかもしれないが、この違いは米国の投資家の将来のリターンに重くのしかかる可能性がある。株式市場で投資家が買える企業の数は減少しており、まだ残っている企業は以前とは様相が異なる。
最近では大半の投資家は自身のポートフォリオに満足している。エヌビディアやマイクロソフト、アップルといった市場をけん引してきた人気銘柄や、こうした銘柄のおかげで大幅に上昇してきた投資信託を保有しているかどうかはあまり関係がない。足元では上値の重さも意識されており、こうした状況で「逆張り」志向の投資家がこれまで目を向ける対象といえば、市場で忘れられがちな小型株だった。