志麻さんのワンポイント講座
ポイントは、野菜を炒めるときにじっくり炒めることです。
キッシュの野菜は基本的にはなんでも大丈夫ですが、うまみと甘みのある野菜(玉ねぎ、ねぎ)は必ず入れたほうがおいしいと思います。
じっくりと炒めるときにひと振りの塩をしてから、汗をかかせるように野菜の水分を抜き、うまみを凝縮させると、個々の野菜の味をしっかりと感じられるキッシュになります。
以前この連載で紹介した『厨房から台所へ』のベスト感動レシピ第3位までが出揃いました。
第5位【けんちょう】
第4位【豚肉とキャベツのブレゼ】
第3位【フランスのママン直伝のキッシュ】
P.S.)
私の初の著書『志麻さんのプレミアムな作りおき』の撮影をしていた頃は長男がお腹の中にいて、出版とほぼ同時にこの世に生まれてきました。
この本、『厨房から台所へ』の撮影時は長男が歩けるくらいになっていました。
そして、今は子どもが3人になりました。
私もロマンも子どもたちも、読者の皆様に成長を見守っていただけているような気分です。
フランス料理をがむしゃらに勉強していた若い頃も、家政婦になった今も、ずっと心にあるのはフランスの温かい食卓のシーンです。
はじめてフランス人に食事に招かれた時、こんなにも時間をかけて、食事を楽しむことができるなんてすごいなとカルチャーショックを受けました。
あの日からもう20年以上たちますが、私は今でも、これからも、そんな食事の時間を届けてあげられる人になりたいと思っています。
家族が増えた今、私自身も家庭での食事の時間をとても大切にしています。
ぜひ大切な人と囲んで、楽しい時間を過ごしていただきたいです。
この本のレシピから1品でも作っていただけたら嬉しいです。