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糖尿病薬「マンジャロ」が、美容目的など安易に使われ問題視されている。一方、肥満症治療薬としては「ウゴービ」や「ゼップバウンド」が注目されている。どんな人に、どんな条件で処方されるのか。糖尿病専門医・福田正博氏が、減量効果と副作用を解説する。※本稿は、福田正博『減量の科学』(集英社)の一部を抜粋・編集したものです。
話題の肥満症治療薬は
もともと糖尿病薬だった
GLP-1受容体作動薬は、われわれの体内に存在するホルモンのGLP-1(食欲を抑えるなどの働き)と同じ作用を発揮する、デンマーク発の薬剤です。
2型糖尿病の治療薬として登場した「オゼンピック」、「リベルサス」は、血糖改善効果が高いうえに副作用の低血糖が少ないこと、また、これまでになかった体重減少の効果が認められて社会の注目が集まりました。
その効能をベースに同じ主成分を用い、次には「肥満症」の治療薬として「ウゴービ」に転用され、さらなる減量効果が認められるようになりました。
一方、GIP/GLP-1受容体作動薬は、アメリカ発の薬剤です。こちらは前述のGLP-1にGIP(脂肪代謝の働きなど)を加えた、2つの作用を併せ持つ成分(チルゼパチド)を用いています。
まずは2型糖尿病薬として「マンジャロ」という薬品名で登場、世界初の2重作動薬として一気に話題を呼びました。
GLP-1受容体作動薬よりもさらに体重減少の効果が認められ、「マンジャロ」の後を追うように、次は「ゼップバウンド」の名で肥満症の治療薬としても登場しました。







