【1分読み切り】何かを始めようとするとき、最初に「ダメな理由」が頭に浮かんできませんか?
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【精神科医が教える】「メリット」を先に考える人、「デメリット」を先に考える人の「大きな差」Photo: Adobe Stock

取り返しのつかないことはない

今日は「取り返しのつかないことはあまりない」というテーマについてお話しします。絶対にないとは言い切れませんが、ほとんどの場合、取り返しがつかないほどのことは起きないものです。

たしかに、命のように一度失うと戻らないものもありますが、それは稀なケースです。多くの場合、何かを始めることで一時的に失うものがあっても、それによって得られるものもあります。

自分の望み通りにならないこともあるかもしれませんが、トータルで見れば、何かを始めたことで完全に失うものはないでしょう。

やりたいことがあるのなら
やってみたほうがいい

何かを始めようとするとき、デメリットを考えてやめてしまう人がいますが、やりたいことがあるのなら、やはりやったほうがいいと思うのです。

たとえば、アテクシ自身もそうでしたが、YouTubeを始めるときに顔出しするかをどうか悩む人がいると思います。

顔を出さなくても成功する方法はあるかもしれませんし、顔を出すことでデメリットがあるかもしれませんが、実際にはそれほど大きな問題にはならないことがほとんどです。よほど有名になれば別ですが、普通は日常生活に支障をきたすほどのことにはなりません。

何かを得られる
挽回もできる

もちろん、個人情報のリスクなど、不安があるかもしれません。しかし、やりたいと思っているのであれば、やってみたほうがいいと思うのです。

それで取り返しのつかないことになるかといえば、嫌なことが起きる可能性はゼロではありませんが、それ以上の何かを得られたり、挽回する方法が見つかったりするものです。

人生では、両方を選ぶことはできません。何かを得れば何かを失い、何かを失えば何かを得る。つまり、広い意味でまったく何かを得られず、取り返しがつかないことはあまり起きないのです。

一歩踏み出してみて!

ですから、何かをやるかどうかを悩んでいるのなら、勇気を持って一歩踏み出して、やってみることをおすすめしたいです。

ただし、本当にやりたいのかわからない場合は、無理する必要はありません。やりたい気持ちがあるのなら、挑戦してみればいいのです。

まとめると、取り返しのつかないことはほとんどないので、迷っていることがあれば挑戦してみてください。これはアテクシからの応援メッセージです。