【1分読み切り】会話で使わないようにすると人間関係が一気に好転する「たった2文字」の言葉とは?
誰しも悩みや不安は尽きない。寝る前にイヤなことを思い出して、眠れなくなるなんてことも……。そんなときの助けになるのが、『精神科医Tomyが教える 30代を悩まず生きる言葉』(ダイヤモンド社)だ。ゲイのカミングアウト、パートナーとの死別、うつ病の発症……苦しんだ末にたどり着いた、自分らしさに裏づけられた説得力ある言葉。心が落ち込んだとき、そっと優しい言葉を授けてくれる“言葉の精神安定剤”で、気分はスッキリ、今日一日がラクになる!
※本稿は『精神科医Tomyが教える 30代を悩まず生きる言葉』(ダイヤモンド社)より一部を抜粋・編集したものです。
無意識に使いがちな2文字の言葉
今日は、気をつけたい言葉についてお話したいと思います。
気をつけたい言葉は、「でも」です。特に、会話の冒頭で使うことは、意識的に避けるようにしたほうがいいです。
そもそも、自分が使っている言葉は、自分の考え方や行動を反映します。逆に言うと、よく使う言葉によって、自分の考え方や行動が影響を受けるということです。
相手を否定する文脈になりがち
「縁起でもないことを言うと、本当に起きてしまう」なんていうふうに日本では言霊信仰が根強い面もありますが、言葉によって自分の考え方や行動が変わってくると思うんです。
使わないほうがいい言葉を意識的に避けることで、考え方や行動が好転することがあるのです。そういう意味では、「言霊」が自己実現的に働く面はあると思います。
その点、会話の冒頭に「でも」を使うと、相手を否定する文脈になりがちです。「~しようよ」とか「~はいいよね」とポジティブな発言に、「でも」と続けて相手を否定してしまう。
自分自身にも否定的になる
そんな言い方が無意識のうちに癖になっている人も少なくありません。それが習慣化してしまうと、何事にも否定的な見方が身についてしまい、できない理由を探してしまいがちにもなります。
そうなると、自分の考え方も行動もネガティブな方向に向かいやすくなり、他人に対しても批判的・否定的になりやすくなります。
さらには、自分自身に対しても否定的になりやすくなってしまうのです。
まわりから敬遠されないように
会話の冒頭で無意識に「でも」をよく使う人は、物事を前向きに進めようとしたり、勢いやノリを重視する人からは敬遠されがちです。結果として、そういった人々との人間関係が減ってしまう可能性もあります。
ただし、文脈の途中で「でも」や「しかし」を使うのは、そこまで否定されるものではありません。意識するべきなの問題なのは、会話の冒頭で「でも」からはじめないこと。
意識しないとなかなか気づきにくい面がありますから、今日から意識してみましょう。
自分の気持ちを下げる相手は要注意
また、周りに「でも」からはじめる人がいたら、その人といると自分の気持ちが下がってしまうかもしれないので、少し考えてみる必要があります。
言葉の使い方は本当に大切です。とくに会話の冒頭での言葉選びには気をつけましょう。
※本稿は『精神科医Tomyが教える 30代を悩まず生きる言葉』(ダイヤモンド社)より一部を抜粋・編集したものです。