米実業家イーロン・マスク氏は、人々がニュースを得る手段として、自身が率いる人工知能(AI)スタートアップ「xAI」の対話型人工知能(AI)「Grok(グロック)」を活用してほしいと考えている。グロックはソーシャルメディア・プラットフォーム「X」を通じて利用可能だが、まだその準備は整っていないようだ。グロックの限界は、13日のドナルド・トランプ前大統領の暗殺未遂事件発生から数時間後に明らかになった。X上のコンテンツを読み取った結果、グロックは誤ったニュースの見出しを表示した。ある見出しは、カマラ・ハリス副大統領が撃たれたと伝えた。この誤りは、バイデン大統領がトランプ大統領とハリス副大統領の名前を言い間違えたという、無関係の事件に対する皮肉が原因となったようだ。別の見出しでは、銃撃犯の氏名を誤って記載し、反ファシズム組織のメンバーだという偽情報を流した。
マスク氏のX、ニュースで偽情報続出 AIリスク露呈
トランプ氏銃撃事件で「ハリス副大統領が撃たれた」 準備不足明らかに
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