転職やめた米労働者、「大退職時代」から一変最近の調査では米国の成人労働者の73%が仕事に満足していた MATT GENOVESE FOR WSJ

 米国人は2~3年前に比べると仕事に対して落ち着きを取り戻している。

 新型コロナウイルス下で転職ラッシュが起きた「大退職時代」に比べ、自発的離職を考える米国の成人が減っていることが、数多くの調査で分かっている。また、仕事への満足度が高まっていることを示すデータもある。労働者へのインタビューでは、以前は転職を繰り返していた人々が、現在のポジションで生活のバランスが取れていることに満足していると答えた。

 一方、政府統計によると、転職しようとした場合は、労働需給のひっ迫や転職による昇給幅の縮小という現実に直面する。