偽りのスパイ罪で起訴され、ロシアに拘束されているウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)のエバン・ゲルシコビッチ記者(32)が18日、ロシアの裁判所の非公開審理に出廷した。米国政府はこの裁判は見せかけだとしている。裁判所の報道官は、裁判所は司法調査を終えており、19日に双方の「口頭弁論」を聞くと述べた。その後、ゲルシコビッチ記者は「最終陳述」を求められ、裁判所が判決を検討するという。具体的な日程は明らかにしなかった。ゲルシコビッチ記者は昨年3月、モスクワの東約1400キロに位置するエカテリンブルクで取材中にロシア連邦保安局(FSB)によって拘束され、以来ずっと勾留されている。本人、WSJ、米政府は容疑を断固として否定。米国はゲルシコビッチ記者が不当に拘束されたとし、即時釈放を求めている。
WSJ記者、ロシア秘密裁判の審理に出廷
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