【ワシントン】ジョー・バイデン米大統領は2024年大統領選から撤退すると発表した。11月の選挙に向け、81歳の現職に代わる民主党の慌ただしい後任候補者選びが幕を切った。  一部の民主党議員はバイデン氏に対し、撤退して候補を他に譲るよう求めていたが、同氏は当初それを聞き入れなかった。そして今、民主党は後任候補の擁立という難題に直面している。  8月の民主党全国大会でバイデン氏に投票すると「誓約」していた代議員は今や誰に投票してもよいことになる。バイデン氏はカマラ・ハリス副大統領を自身の後任として支持したが、これらの代議員を拘束するルールはない。