今のところグーグルであるというのは素晴らしいことだ。だがそれは簡単なことではないし、この先も難しくなる一方だろう。グーグル親会社の米アルファベットが23日発表した4-6月期(第2四半期)決算は、広告事業とクラウド事業の売上高が増加し、営業利益は過去最高を記録した。かつて手厚い福利厚生で知られた同社は大幅なコスト削減を続けているためだが、生成人工知能(AI)機能の開発の資金はその例外だ。だがジェフリーズのアナリスト、ブレント・ティル氏の言葉を借りれば、今回の決算は「盛り上がりに欠ける」ものだった。ファクトセットによると、全体の売上高は市場のコンセンサス予想をわずか0.6%上回ったにすぎず、これは少なくともこの5年間で最も小さい上振れ幅だった。傘下ユーチューブの広告収入はアナリスト予想に届かなかった。第1四半期は売上高と利益の伸びがいずれも今回より大幅に予想を上回った上、同社初となる配当金の実施を発表していた。
グーグルの盛り上がらない決算、AI向け投資膨張
広告事業が前年比で伸びにくい一方、AI開発費は膨張の一途
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