10位には東北の海水浴場がランクイン
意外と少ない?沖縄県は2カ所のみ
続く10位(CODが0.6mg/リットル)は6カ所あった。高松と同じ宮崎県にあるのが須美江(延岡市)、栄松(日南市)だ。そして、東京都の離島、新島村の本村前浜もランクインした。本村前浜は、東京から約160キロ離れた人口2500人の新島にある人気ビーチだ。白い砂浜が特徴で、ファミリー層にも人気だという。
10位には東北の海水浴場もランクインした。岩手県陸前高田市の広田だ。広田海水浴場は、県内でも屈指の透明度を誇る、「知る人ぞ知る海水浴場」だという。遊泳期間は8月18日までなので、気になる人は早めに足を運んでみよう。
きれいなビーチが多いイメージのある沖縄県は、2カ所のみだった。名護市のブセナビーチと、石垣市のフサキビーチだ。いずれもビーチに面した大型リゾートホテルが人気で、訪日外国人観光客(インバウンド)にも知られている。
今回のランキングのトップ10に入る要因として、基本的に、海流で水が入れ替わる離島周辺や、人口が少なく生活排水などが混ざりにくい場所にある海が、きれいな水質を保ちやすいといえるだろう。
最後に、海や川のレジャーには注意も必要だ。警察庁のデータによると、23年には1392件・1667人の水難事故が発生した。その約半数の743人が死亡・行方不明になっている。水の事故は、命に関わる重大な事態になりかねないということを覚えておこう。
(ダイヤモンド編集部 清水理裕、柳澤里佳)