「頭の回転が速くなる」「誰でも脳の機能が向上しそう」「脳の老化防止に使える」「ゲーム感覚で小学生でも楽しめる」「たとえるなら、脳のストレッチ」「集中力や記憶力が伸びた」などの声が届いた、くり返し楽しんで使える『1分間瞬読ドリル』は、何歳からでも6つの力が飛躍的に伸びます。間違ってもOK。1分間で与えられた課題を見ていくだけで、「記憶力」「思考力」「判断力」「読解力」「集中力」「発想力」が抜群にあがります。
子どもには、これから必要とされる「考える力」勉強脳が磨かれ、覚えに不安があるシニアはボケ防止に使える、そして、大人は脳機能を高めていくことができるのです。10歳から100歳まで、誰でも簡単に続けられる『1分間瞬読ドリル』で、脳をよくしていきましょう!

日本が不名誉の1位。日本で認知症が多い原因とは?Photo: Adobe Stock

日本で認知症が多い原因とは?

 皆さんに質問です。最高の人生を「10」、最悪の人生を「0」とし、自分の人生が0から10のどの段階にあると感じますか?

 これは、国連の世界幸福度ランキングの質問です。世界幸福度ランキングでは、日本が51位と他の先進国に比べて、ランキングが低いことで有名です。

 別のランキングでは、日本が突出して第1位のものがあります。それは、認知症患者数の割合ランキング。OECDの研究によると、認知症患者数の割合が最も多い国は、日本なのです。日本人の認知症患者が占める割合は、1000人あたり23.3人、先進国の平均は1000人あたり14.8人。日本は超高齢化が進んでいますが、他の先進国と比べて、1.5倍以上も多いことには驚きですよね。

 認知症と幸福度ランキングに、どんな関係があるのか。それは、認知症発症に大きな影響を与える「ストレス」に関係があります。

 長期的な精神的ストレスを受けると、「コルチゾール」というストレスホルモンが過剰に分泌されます。コルチゾールが過剰に分泌され続けると、記憶をつかさどる脳の「海馬」にダメージを与え、脳が委縮することが判明しています。私たち日本人は、欧米人に比べてセロトニン分泌量が少ないため、そもそも不安感が強い人種と言われています。つまり、ストレスを感じやすい人種なのです。

 先ほどの幸福度ランキングの質問、いくつでしたか?日本の平均点は、6.0点。もし、平均点以下の数値が思い浮かんだ方は、ストレスを多く受けているかもしれません。ストレスを解消して、ストレスホルモンを減少させましょう。オススメのストレス解消法を、お伝えします。

1.夜にしっかりと眠り、脳を休ませること

 夜に、スマホやタブレット、パソコンを見続ける生活習慣は、睡眠の質を下げる一番の習慣です。睡眠の質が低下し、睡眠不足になると、ストレスホルモンの影響で、さらにストレスを感じやすくなるという、悪循環に陥ります。寝る前のスマホは触らないようにして、睡眠の質を高めましょう。

2.運動習慣をつける

 定期的に運動することで、ストレス解消され、睡眠の質の向上につながるため、コルチゾールの分泌を減らす効果が期待できます。ウォーキングやランニングなど、有酸素運動がオススメです。いやいや運動して、逆にストレスになってしまっては意味がないので、運動を楽しめるように意識してみましょう。ひと駅前で降りて歩いたり、エスカレーターに乗らずに階段を使ったり、日常で無理なくできる運動習慣を見つけてみましょう。また、運動することで、睡眠の質もよくなり、一石二鳥です。

『1分間瞬読ドリル』は、1問1秒という時間制限付きの脳トレドリルです。時間をかけたら、誰でも解ける問題を、1問1秒という時間制限付きで行なうことで、さらに脳が働き、正解したときは脳がスッキリ! 9種類の問題が掲載されており、あなたの好きな脳トレが見つかるはずです。手軽に始める脳トレ本。子どもからご年配の方まで楽しめるので、みんなでワイワイしながら脳トレしてみてくださいね。

*本記事は、『1分間瞬読ドリル』の著者による書き下ろしです。