正解:キッコーマンはK社(オリエンタルランドはL社)

キッコーマンの利益率は高いが、オリエンタルランドほどは高くない

 キッコーマンの営業利益率は10.1%。差別化されたビジネス基盤を持つため、食品業としては高い利益率が得られています。

 海外で売上を伸ばし、高い利益を得ています。海外メーカーは高品質のしょうゆ製造技術でキッコーマンにかないません。

 しょうゆはバイオ技術(微生物による醸造)を使って製造します。日本には江戸時代からあった技術ですが、欧米メーカーは簡単にはマネできません。

 日本にはキッコーマンに匹敵する技術力を持つライバルがいますが、キッコーマンのように海外展開ができません。

 しょうゆの海外展開はほぼキッコーマンの独壇場です。

 それでもオリエンタルランドほど高い利益率が得られているわけではありません。

「料金引き上げ」ができる強み

 東京ディズニーリゾートは、デフレ経済下でも料金引き上げを続けられる強みがあります。

 1983年に3900円だった大人1日の入園料は、2024年5月には7900円~1万900円(変動価格制)となっています。

サービス産業のほうが、製造業より利益率が高くなりやすい

 製造業は、工場で製品を作って販売します。原材料に加え、工場の人件費、経費が製造原価に入ります。

 一方サービス産業は、サービスを提供して対価を得ます。原材料費がかからない分、製造業より粗利率が高くなりやすいと言えます。

(本稿は、『株トレ ファンダメンタルズ編』から抜粋・編集したものです。)