正解は 2と4
解説 ①と③は選択肢のとおりです。②はたしかに底値をつけた可能性は否定できません。ただし、株価はまだ長期移動平均線の下に位置しているため、完全に
下降トレンドから抜け出したとはいえない状態です。
このまま長期移動平均線にタッチして下がり続ける可能性も高いため、買うタイミングとしては必ずしもおすすめできません。
期待感だけで上昇した銘柄
の落とし穴
④は、典型的な“期待感だけで上昇した銘柄”の株価チャートの形です。急騰と急落を短期間でくり返す特徴がありますが、ひと相場が終わると、投資家はこの銘柄への興味を失ってしまいます。
そして出来高が減少し、ズルズルと株価が下がり、最終的には時間をかけて急騰する前の株価に戻るか、場合によっては急騰前の株価を下まわることもあります。
急騰した株は
急激に下がる
もちろん、新たな好材料が出て急騰する可能性は否定できませんが、ひと相場終わったあとの株は“急激に下がる”ことが投資家の間で知れ渡っているため、少し前につけた最高値を超えることはほとんどありません。
そうしたことから、このタイミングで買うことはおすすめできません。
株価チャートを
過信しすぎない
株価チャートは、あくまで目の前のトレンドを把握するための1つのモノサシです。ある形を描いたからといって、必ずしも分析どおりに上がったり下がったりするというわけではありません。
想像と逆の方向に動くこともよくあるので、株価チャートを過信しすぎないよう注意しましょう。
ポイント 株価チャートのトレンドと出来高、移動平均線の変化に注目
※本稿は『10万円から始める! 小型株集中投資で1億円 【1問1答】株ドリル』(ダイヤモンド社)から一部を抜粋・編集したものです。