海外・国内旅行ガイドブックの決定版『地球の歩き方』から、今回紹介する記事は「クリアブルーの『ほぼプライベートビーチ』に絶句!世界自然遺産・奄美大島の旅で絶対やるべき5つのこと」です。鹿児島県と沖縄本島のほぼ中間の洋上に位置する亜熱帯性気候の島、奄美大島。島の大部分は森林に覆われ、実に多くの生物が生息しています。自然だけでなく、島独自に発展した文化体験も奄美大島の魅力のひとつ。今回は奄美大島をめいっぱい楽しむための過ごし方をご紹介します。(写真/吉川昌志、PIXTA・文/Atoll 澄田直子)
日本で5番目に登録された世界自然遺産
■奄美大島への行き方は?
はじめに、奄美大島への行き方を確認しておきましょう。
奄美大島に行くには飛行機が便利です。奄美空港があるのは島北部の笠利町。羽田、成田、伊丹、那覇などから直行便が出ています。最寄りの空港から奄美大島へのフライトがなければ、鹿児島空港で乗り継ぎましょう。鹿児島空港と奄美空港の間は1日8~10便フライトがあり、所要時間は1時間10分ほど。
また、鹿児島~奄美大島~徳之島~沖永良部島~与論島~沖縄を結ぶフェリーも運航しているので、時間に余裕がある人はアイランドホッピングを楽しむのも手です。
■まずは世界自然遺産について知る
2021年7月、「奄美大島、徳之島、沖縄島北部及び西表島」として日本で5番目の世界自然遺産に登録された奄美大島。「世界遺産」という言葉にひかれて奄美大島を旅先に選んだ人も少なくないかもしれません。まずは島の真ん中あたり、住用町にある奄美大島世界遺産センターを訪れ、奄美大島が世界自然遺産に登録された理由を学びましょう。
学ぶといっても小難しい話はなく、奄美大島世界遺産センターの展示は奄美大島の自然を体感できるのが魅力です。フィールドスコープをのぞいて森に潜む動物を発見したり、降り注ぐ雨の音や鳥のさえずりに耳を澄ませたりと、本当に奄美の森のなかにいるみたい。順路に沿って歩くと、奄美大島の自然の豊かさ、特異性をわかりやすく学べる仕組みになっています。