郷土料理「鶏飯」と世界三大織物「大島紬」
■郷土料理に舌鼓をうつ
奄美大島ならではの郷土料理も外せません。いちばん有名なのは鶏飯。ご飯に鶏肉、ネギ、錦糸卵などをのせ、鶏で取ったスープをかけていただく郷土料理で、奄美に来たら何が何でも食べておきたい逸品です。
いくつか専門店がありますが笠利町にある「元祖鶏飯 みなとや」が有名です。売り切れ次第終了なので、なるべく早めに訪れましょう。
豚足やヤギなどもよく食べるので、居酒屋などで見かけたらオーダーしてみて。また、スーパーに行くと、夜光貝や奄美産のマグロやカンパチ、島豚や鶏刺しなども並んでいます。キッチン付きの宿を借り、島ならではの食材を手に入れて料理してみるのも楽しいですよ。
住 所:鹿児島県奄美市笠利町外金久81
営業時間:11時30分~(売り切れ次第終了)
定休日:不定休
■伝統文化に触れる
伝統文化も多様で奥深い奄美大島。大島紬や独特の裏声歌唱が印象的なシマ唄、黒糖焼酎など、奄美独特の文化が数多くあります。
およそ1300年の歴史をもち、世界三大織物のひとつに数えられる大島紬について知りたければ大島紬村へ。亜熱帯植物に囲まれた庭園で、大島紬の製造工程を知ることができます。複雑で緻密な製造工程に驚きます。
夜は民謡酒場へ繰り出しましょう。郷土料理を食べたあとは、シマ唄ライブのスタート。お店にもよりますが、ラストはみんなで立ち上がり、歌い踊り多いに盛り上がります。
■奄美大島内の移動はどうする?
奄美大島は周囲およそ461km、離島では沖縄本島、佐渡に次いで3位の面積を誇る意外にも大きな島。島の中心地である名瀬市街地までは奄美空港から50分、古仁屋までは1時間40分〜2時間ほどかかります。公共交通機関は少ないので自由に移動したいならレンタカーがベスト。奄美空港の周辺にはレンタカー店が点在しているので、到着後ここで借りるのが便利です。レンタカーは軽自動車で1日7000円くらいから。もちろん、時期や保険の条件により値段はさまざまなのでニーズに応じて選んでください。
レンタカーを借りない場合は、公共交通機関を利用することになるので、時刻表をよくチェックしてスケジュールを組みましょう。リゾートホテルに滞在する場合は、空港からの送迎が可能な場合も。またアクティビティに参加する場合も送迎してもらえることがあるので問い合わせてみるといいでしょう。
奄美大島は見どころが多いので、できれば2泊か3泊して、島の魅力を満喫してくださいね。さらに島らしさを感じたければ、加計呂麻島や喜界島に足を延ばしてみるのもおすすめです。今回ご紹介したアクティビティ以外にも、奄美大島には魅力的な体験、スポットがもりだくさんです。
※本記事は、2024年8月8日現在のものです。