「自分の人生を変えたい」と思っている人におすすめなのが『SUPER NORMAL 凡人が上位1%の「成功者」になる抜け道』(チュ・オンギュ著 藤田麗子訳)だ。原書は昨年韓国で発売され、超話題になっているベストセラー。「今までの思考を変えてくれたすばらしい本」「自分の人生をあきらめずに、まずはやってみようみようという気になった」「今とはちがう人生を始めたい人には教科書のようになる本」と喜びの感想が多数寄せられている。今回は特別に、本書を一部抜粋・再編集して紹介する。
ライバルの10倍行動しよう
アメリカの不動産実業家グラント・カードンの著書『The 10X Rule:The Only Difference Between Success and Failure』(日本語未翻訳)には、億万長者になる秘訣の1つとして「他人の10倍行動する」ことが挙げられている。
目標を高く設定して、大胆に挑戦する回数を増やし、ライバルの10倍行動すれば成功を勝ち取れると彼は力説する。
僭越ながら、ここに僕の意見を1つ付け加えたい。
10倍の行動をしたときにその効果が最大化されるのは、実力の領域よりも、「運や確率に左右される領域」だ。
実力が結果に大きく影響する部分で、トライの頻度を上げるのは、あまり賢い選択とは言えない。
「実力の領域」では、トライの回数よりも「学習」にこだわる
たとえば、100kgのバーベルを上げる能力のない僕が、1日に何度もベンチプレスに挑戦しても、その日に成功させられる可能性はゼロだ。
実力の領域では、数回のリソースを投じる挑戦より、「学習」や「トレーニング」によってスキルを高めていくことのほうがはるかに重要だ。
宝くじが当たる確率を上げる、たった1つの方法とは?
一方、運や確率が大きく影響する領域の場合は、実力を伸ばそうとしてもあまり意味がない。
トレーニングに時間をかければかけるほど、人生が泥沼化する恐れがある。
では、どうすればいいのか?
宝くじに当たる確率をほんの少し上げる方法が1つだけある。
それは、宝くじをなるべくたくさん買うことだ。
「運の領域」では、できるかぎり多くトライすることによって成功の確率が高まるのだ。
※本稿は『SUPER NORMAL 凡人が1%の「成功者」になる抜け道』を一部抜粋・再編集したものです。