「同じ悩みを持つ仲間」になったタイミングで、さりげない提案を

 夏バテに限らず栄養摂取の際、PFCバランス(P:タンパク質・F:脂肪・C:炭水化物)が重要です。高齢の親もあまり食事ができていないようであれば、食事の摂取量とバランスを聞きながら、「私はこんな工夫をしているよ」や「こんなメニューだと食べやすいらしいよ」という提案をさりげなくしてみましょう。

 親に夏バテで困っている私の相談に乗ってもらうという形から入ると、会話を終えた後の親の頭の中には「自分も気をつけよう。工夫してバランスを保とう」「しっかり食べよう」というメッセージを残せるようになります。

「食べろ」という指示よりも、親自身が自発的に食べようと思う伝え方ができるので、親子関係を壊さずに親の健康を維持することができます。皆さんの何気ない一言で親の健康を守っていきましょう。