英語とは縁遠い新潟の片田舎で生まれ育ち、勉強はからっきし苦手。とくに英語は、be動詞も理解していなかった。それでも大学を受験。偏差値38の学部を2つ受験するも、どちらも不合格……。それがいまやネイティブや帰国子女に間違われるほど英語を操り、YouTubeタロサックの海外生活ダイアリーTAROSACでさまざまな国籍の人々にインタビューしまくっている。いったい、どうやって英語力を身につけたのか? 初の著書『バカでも英語がペラペラ! 超★勉強法 「偏差値38」からの英会話上達メソッド』(ダイヤモンド社)で、超効率的な勉強法を初公開! 本書より一部を抜粋・編集し、夢を叶えたとっておきのコツを全部教えます!

【永久保存版】95万フォロワーの人気YouTuberが教える! 英会話力を驚くほどアップさせる英文法「ベスト17」一挙大公開!Photo: Adobe Stock

(文法)知っておくべきはこれだけ!
English grammar you need to know.

英文法を学ぶときに最も重要なポイントは、1つひとつをしっかり理解するまで、次に進まない(Don't move on until you fully understand each item.)ということです。

なんとなく「わかったつもり」「できたつもり」で、次に進んでしまうと、結局やったはずなのに「わからない」「やっぱり自分はダメなんだ」と苦手意識が植えつけられてしまいがちです。とはいえ、学ぶべき英文法は、実はごくわずかです。

ボクが考える、英会話上達のために身につけるべき文法は、わずか17項目。どれも一度は聞いたことがある、学んだことがあるというものばかりのはずです。

17項目を他の人に
教えられるくらい理解する

ただし、この17項目だけは、ほかの人に説明できるくらい理解(Understand these 17 items enough to explain toothers.)しておきましょう。

動詞であれば、「動詞には“be動詞”“一般動詞” がある」➡「どんなときにbe動詞を使い、どんなときに一般動詞を使うのか」➡「一般動詞には“自動詞”“他動詞” がある」➡「“自動詞” とはなんで、“他動詞” とはなんなのか、どんなときに使うのか」と説明できるくらい理解しておくべきです。

こうした最低限の英語のルールがわかれば、たとえば、I wait for him.(私は彼を待っている)が、なぜI wait him.とはならないのか(waitは、主語と動詞の組み合わせで意味を表す自動詞だから)を理解できます。

英文法の基礎があってこそ

すると、◎ I wait for the train to arrive. × I wait the train to arrive. のように応用して考えることができるようになるでしょう。

暗記したフレーズなども、しっかりとした英文法の基礎があってこそ、さまざまな場面で活用できるのです。

自動詞とは? 他動詞とは?

自動詞とは、主語と動詞の組み合わせで意味を表す動詞です。go、fall、wait、happenなどは自動詞として用いられるのが一般的で、たとえば、I didn't go.(私は行かなかった)のように使います。

他動詞は、He brings the dishes. (彼は料理を持ってきた)のように、名詞をあとに続けて意味を表す動詞であり、know、have、bring、like、findなどが、他動詞として使われます。

この基礎的な17項目は、好きな順に学んで構いません。ただし、次ページから書かれている順番で理解するのがスムーズなはずです。