同じような商品・サービスを扱っているにもかかわらず、楽しそうにラクラクと稼ぐ人がいる一方で、思うように稼げず苦悶にあえぐ人もいる。
その違いは、年齢や経験、持って生まれた才能によって生まれているとは限らない。
稼げない人も、稼げる人と同じように努力はしているだろう。しかし、結果には大きな違いが出る。
その原因は、ほんの一語の違いにあったのだ。
その一語の違いをまとめたのが、この道25年「日本のトップマーケッター」神田昌典氏による、一番やさしい、すぐ使えるコピーライティングバイブル『【スーパーパワーアップ版】稼ぐ言葉の法則 ── 貧す人が稼ぐ人に変わる「売れる法則85」』だ。
本書では、たった一語の差で、貧す人が稼ぐ人に変わる「売れる法則85」が公開されている。
今回は本書より一部を抜粋・編集しながら、たった一語で天国と地獄に分断される「怖さ」と、一語変えるだけで大きく現実が変わる「面白さ」を見ていこう。
【貧す人】と【稼ぐ人】の決定的な一語の違い
今回紹介するのは、「ハリウッド式紹介の法則」である。
【貧す人】人を、カンタンに紹介する
【稼ぐ人】人を、ドラマチックに紹介する
あなたは人を紹介するとき、どのような言い方で紹介しているだろうか?
講演会やセミナーでは、司会者が登壇者を紹介するが、残念なことにドラマチックな印象がなく、イマイチパッとしないことが多い。
【貧す人】の紹介の仕方
【貧す人】の紹介は、例えば、こんな感じ。
どう? たいてい、こんなパターンだ。
うーん、これじゃテンションは上がらない。
【稼ぐ人】になるために覚えておきたいのが、次の「ハリウッド式紹介の法則」だ。
【稼ぐ人】の紹介の仕方
その結果、**をはじめとした、
数々の偉業を成し遂げた(肩書き)、◯◯さんです!」
自分の例で申し訳ないが、先ほどの私の紹介を「ハリウッド式」に変えるとこんなふうになる。
マーケティング分野だけでなく、イノベーション教育に関しても、すぐれた実績を発揮していらっしゃいます。そして、その活躍の秘訣である、日本発の革命的な思考法、フューチャーマッピングの開発者。
こう言えばもうおわかりでしょう。それではみなさん、盛大な拍手をもってお迎えください。日本一のマーケッター、神田昌典さんです!」
ティーアップしつつ、ドーンと
ポイントは、最初に名前を言わないこと。
しっかりと相手を「ティーアップ」(持ち上げる)しつつ、とにかく、溜めて、溜めて、最後にドーンと出す。
これは、あまりやる人がいないので、こう紹介されると、会場も紹介された側のテンションも同時に上がるわけだ。
私は「ダントツ企業マーケティング実践セミナー」という各界の著名人との対談を25年以上続けているが、対談相手を紹介するときは、いつも「ハリウッド式紹介の法則」を使っている。
あなたも、自分ならどのように紹介されたいか、考えてみよう。
(本稿は『【スーパーパワーアップ版】稼ぐ言葉の法則 ── 貧す人が稼ぐ人に変わる「売れる法則85」』の一部を抜粋・編集したものです)