(1)テーマ株相場の流れにより短期間で一気に上昇するケース
これは、2020年であれば、新型コロナウイルス感染拡大をきっかけとしてマスク関連、防護服関連、ワクチン開発関連の株が短期間に大きく上昇したケースが該当します。例えば、川本産業(3604)は2019年8月の381円が、2020年2月には4000円となりました。
また、アベノミクス相場初期の2013年前半には、バイオ関連株が一斉に大きく上昇し、軒並み株価が10倍以上になりました。例えば、テラ(2191)の株価は2012年6月の275円から2013年5月には4970円まで上昇しました(現在は上場廃止)。このケースはとにかく株価が上昇するスピードが速いのが特徴です。
(編集部注/テーマ株:その時々に市場が注目しているテーマに関連した株のこと)

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(2)大きく売り込まれたもののその後、業績が回復して大きく上昇するケース
これは、景気により業績が大きく変動する業種で、業績がどん底の状態から急速に回復する過程において現れることが多いです。典型的なのが不動産株です。
例えば、サンフロンティア不動産(8934)は、2011年8月の69円が2013年4月には1529円となりました。(1)のテーマ株ほどではありませんが、このパターンも比較的速いスピードで株価が上昇します。

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(3)業績の伸びが何年も続いたことにより株価が大きく上昇するケース
これは、企業業績の伸びが何年も続くことにより株価もそれに比例して上昇を続けるケースです。いわゆる「成長株」と呼ばれるものにこのパターンが多いです。IPO(新規株式公開)から大きく株価が伸びるケースもこれに該当します。
例えば、日本M&Aセンターホールディングス(2127)は2012年1月の153円(株式分割考慮後の株価)が2020年1月には4110円になりました。
このケースは株価上昇のスピードは(1)(2)に比べて遅いですが、それでも数年で10倍、というのは珍しくありません。

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