米金融大手ゴールドマン・サックスは全世界で1300人以上の人員削減を計画している。業務評価の低い従業員を解雇する年次プロセスの一環だという。事情に詳しい複数の関係者が語った。関係者によると、従業員の3~4%が対象となる見通しだ。ゴールドマンの昨年末時点の従業員数が約4万5300人だったことから、約1300~1800人程度が影響を受ける見込み。人員削減はさまざまな部門で行われ、一部の部門はより大きな影響を受けるとみられる。ゴールドマンは通常、さまざまな業績要因に基づく毎年2~7%の人員削減を目指している。関係者の1人によると、今回の削減はすでに始まっており、秋まで続く見通しだ。ゴールドマンの広報担当者トニー・フラット氏は「年次人材評価は通常のことで、標準かつ慣例的な制度であり、特筆すべきものではない」と述べた。