「困った私」を演じてみよう

 そんなときは「親からアドバイスをもらう立場」に逆転し「困った私」を演じましょう。

 親は、何歳になっても「子どもは子ども」だと思っています。子どもからアドバイスを求められれば、親の頭は「子どもを助けなきゃ!」という気持ちでいっぱいになり、冷静に「問題解決策」を提示しようとします。

 たとえば、「最近寝不足で仕事中にウトウトしちゃうの。上司にも怒られて大変な目にあったよ」などと伝えたらどうでしょう。

 きっと親は「早く寝ないとダメよ」とアドバイスをしてくると思いますが、その言葉を引き出せたら大成功です。皆さんにアドバイスをしたからには親も発言に矛盾のないよう、行動に移してくれるでしょう。

 もちろん、絶対にうまくいく保証はないですが、いつもケンカになってしまうという人は一度でいいので試してみていただけると幸いです。