米大統領候補のドナルド・トランプ前大統領が先週行った経済に関する演説は、例によって善(規制緩和と税)と悪(関税)と支離滅裂(子育て)の寄せ集めだった。ただ、彼が打ち出した新しいアイデアの一つは非常に良いものであり、もっと注目されてよい。トランプ氏は、実業家のイーロン・マスク氏に「政府効率化委員会」の運営を依頼する意向を示したのだ。「委員会」と聞いて、ぽかんとするのはもっともなことだ。委員会はたいてい、難しい問題を避けることを意図したものだからだ。今回のケースの目的は正反対のように思われる。政府が十分に機能していない無数の点を発見して浮き彫りにし、仕事をもっとうまくこなす、あるいは恐らく全くしない方法を提言することが目的のようだ。
【社説】トランプ氏の最善の案「マスク氏を政府ポストに起用」
マスク氏は政府効率化委の運営を望む
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