米共和党の議員らは11日、前日の大統領選討論会でのドナルド・トランプ前大統領の出来に不満の声を上げた。トランプ氏も討論会の司会者に不満を述べており、2回目の討論会開催に合意するかについて不明瞭な態度を取っている。共和党議員らは、カマラ・ハリス副大統領の経歴などについてトランプ氏が攻めるチャンスがあったのに、その機会が失われたと指摘。むしろ、ハリス氏がトランプ氏をいらだたせ、トランプ氏自身の問題がより大きく取り上げられる格好になったとした。一方、トランプ氏は討論会で自身が勝利したと主張したものの、討論会のモデレーターを務めたABCニュースの司会者が不公平だったと11日朝に主張した。これまではより多くの討論会を開催するよう呼びかけていたが、ハリス氏と再び討論する気は「あまりない」とした。