米連邦準備制度理事会(FRB)は18日まで開いた連邦公開市場委員会(FOMC)で、政策金利のフェデラルファンド(FF)金利の誘導目標を0.5ポイント引き下げ、4.75~5%にすることを決定した。2020年以来となる利下げに当たり、より大胆なスタートを切った。インフレとの2年間におよぶ総力戦を経て、ようやく政策転換を実現した。採決では12人中、11人が0.5ポイントの利下げを支持した。FOMC後に公表した金利見通しによると、11月と12月の会合で少なくとも0.25ポイントずつの利下げを実施するとの見通しが、僅差で過半数を占めた。FRBは数日前までアナリストの間で優勢だった予想を上回る大幅利下げに踏み切り、インフレとの闘いは新たな局面に入った。今後は一連の利上げで約20年ぶりの高水準に達した借り入れコストが労働市場を一段と減速させる事態の回避を目指す。
FRB、0.5ポイント利下げ 労働市場の冷え込み回避へ
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