著名投資家ウォーレン・バフェット氏率いる投資会社バークシャー・ハサウェイは最近「1兆ドルクラブ」の仲間入りを果たした。しかし、誰もがそれを祝っているわけではない。バークシャーの時価総額を1兆ドルの大台に押し上げた力強い株高を受け、投資家やアナリストの間で同社の株価は少し割高ではないかとの見方が浮上している。そうした懸念は、知るべき立場にある人物、つまり伝説のストックピッカー(銘柄選択者)であるバフェット氏自身も抱いている可能性がある。バークシャーは一時期、大規模な自社株買いを行っていたが、今年8月には、過去数カ月にその規模を大きく減らしたことを明らかにした。同社は四半期報告書で、会長兼最高経営責任者(CEO)のバフェット氏が「買い戻し価格が、保守的に算出したバークシャーの本質的価値を下回る」と判断した場合は、いつでも自社株買いを行うことができると述べた。
バークシャー株に割高感、自社株買いも減る
投資家からは「バフェット氏が買わないなら、買う理由はない」との声
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