米娯楽・メディア大手ウォルト・ディズニーは、全社的に導入しているコミュニケーションツール「スラック」の使用を中止する方針だ。今夏にサイバー攻撃を受け、1テラバイトを超えるデータがオンライン上に流出したことが背景にある。ヒュー・ジョンストン最高財務責任者(CFO)は今週、社内メモでこの計画を発表し、大半の事業で年内にスラックの使用を中止すると述べた。社内の多くのチームはすでに「合理化された全社的なコラボレーションツール」への移行を始めた。ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)がメモを確認した。メモには「より統合されたツールやプラットフォームを活用できる機会があれば、そうすべきだ」と記されている。この動きについては、オリバー・ダーシー氏が配信するニュースレター「ステータス(Status)」が先に伝えた。