「頭の回転が速くなる」「誰でも脳の機能が向上しそう」「脳の老化防止に使える」「ゲーム感覚で小学生でも楽しめる」「たとえるなら、脳のストレッチ」「集中力や記憶力が伸びた」などの声が届いた、くり返し楽しんで使える『1分間瞬読ドリル』は、何歳からでも6つの力が飛躍的に伸びます。間違ってもOK。1分間で与えられた課題を見ていくだけで、「記憶力」「思考力」「判断力」「読解力」「集中力」「発想力」が抜群にあがります。
子どもには、これから必要とされる「考える力」や勉強脳が磨かれ、覚えに不安があるシニアはボケ防止に使える、そして、大人は脳機能を高めていくことができるのです。10歳から100歳まで、誰でも簡単に続けられる『1分間瞬読ドリル』で、脳をよくしていきましょう!
日本人は先進国の中で睡眠時間が最も短い
日本では、超高齢化が進む中で「認知症」が大きな懸念となっています。その中でも、睡眠が脳の健康に与える影響は見逃せません。
じつは、日本人は世界的にも睡眠時間が最も短い国であることをご存じでしょうか? OECDの調査「Time use across the world」によると、日本は先進国の中で最も睡眠時間が短い国の一つであり、平均して約7時間以下しか眠っていない人が多いとされています。つまり、日本は認知症リスクが世界一高い国と言えるかもしれません。
さらに、日本を代表する大規模疫学研究である「久山町研究」のデータによれば、「5時間~7時間未満の睡眠を取っている人に比べ、5時間未満の睡眠しか取れていない人は、認知症発症リスクが2.64倍も高い」ことが明らかになっています(*1)。
睡眠時間が短いことで、毎日少しずつ脳に与えるダメージが蓄積します。そして、認知症のリスクが増大するのです。
睡眠不足が脳に与える影響
睡眠は、脳が一日の疲れを癒やし、修復するための大切な時間です。また、睡眠中に脳は「タウ蛋白」や「アミロイドβ」といった老廃物を排出します。これらの老廃物は、認知症の発症に深く関わっており、十分な睡眠が取れないと、脳内にこれらの老廃物が蓄積されてしまいます。蓄積されたタウ蛋白は、脳の神経細胞にダメージを与え、結果として記憶力や判断力が低下し、認知症のリスクが高まるといわれています。
さらに、タウ蛋白が脳に蓄積され始めてから認知症が発症するまでに、10年以上かかることもあります。そのため、若いうちから、十分な睡眠を確保し、脳を健康に保つことが非常に重要です。脳内で老廃物が徐々に溜まっていく過程はゆっくりですが、その間に睡眠不足が続くと、リスクは着実に増していきます。
特に、日本のように平均睡眠時間が短い国では、このリスクは非常に高くなります。睡眠時間が5時間未満の人は、今すぐ睡眠習慣を見直してみてください。
良質な睡眠を確保するための習慣
毎日7時間以上の睡眠を確保することが、認知症予防には重要です。具体的には、「規則正しい生活リズムを守る」「寝る前のスマートフォンの使用を控える」「リラックスできる環境を整える」ことが大切です。睡眠の質を改善することで、脳の老廃物が効果的に排出され、認知症のリスクを下げることができます。
睡眠不足は脳に大きな負担をかけ、認知症のリスクを高める要因です。日本は世界的に見ても睡眠時間が短い国であるため、特に注意が必要です。認知症予防には、睡眠習慣を整えるだけでなく、運動、脳トレなど、バランスのいい予防が大切です。『1分間瞬読ドリル』は、記憶力以外にも、判断力や集中力、発想力、思考力、読解力を、バランスよくスキルアップできる画期的なドリルです。睡眠習慣と合わせて、脳もバランスよく鍛えていきましょう。
*本記事は、『1分間瞬読ドリル』の著者による書き下ろしです。